全農から大日本農民組合へ

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 日中戦争後の第一次・第二次人民戦線事件の打撃により全農総本部は方向転換して昭和一三年四月三〇日、大日本農民組合(大日農)を結成し、田原は中央委員・移民部長に選出された。同年九月二五日、大日農福岡県連結成大会(田川郡伊田町、出席代議員三〇〇名)では、京築地区長に牧野渡などの役員が選出され、「出征将兵ヘノ感謝決議、移民国策促進、小作料ノ合理的引下ゲ、炭鉱地陥落保障、農業報国運動促進」の議案が原案通り可決された(藤本前掲「自由日記)。