無産運動をめぐる対抗

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 昭和三年二月の第一回男子普選第一六回衆議院総選挙を契機に、自治正義団内部に無産運動との連携を志向する無産運動進出派とそれに反対する保守派が派生していった。さらに、無産運動進出派は、一九三〇年代になると、共産党系左派の全農全国会議派、中間派の全農総本部派、右派の日農九同の三派に分立していった。