行橋で最初の活動写真館は、大正時代にできた「豊昇館」だった。宮市町八番一五号にあったが、昭和三年八月に全焼。昭和六年に「富士館」として生まれ変わった。
豊昇館の火災のあと、昭和四年、当時まだ田んぼだった宮市町八番二一号に「旭館」ができた。富士館、旭館とも、山路広作がつくったものだが、昭和三九年に閉館して、相互ストアになった。旭館だけは相互の西側に移ったが、昭和五〇年二月に駐車場に衣替えした。
昭和初期の「京都新聞」には、写真9のような映画案内の広告がたびたび掲載されている。
映画館