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土方歳三書簡 宮川音五郎・宮川総兵衛・近藤つね宛 慶応二年三月廿九日(推定)
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愈御堅静御座成らる可く
候と大悦奉り候
随って當方一同無事
先生過る十二日夜御帰
京遊ばされ候間御安(意)
下さる可く候三沢村圓平
咄し一向存じ申さず候
坂中にて歩兵ハ召捕候
事ハ両三度も御座候
得共其人未タ文に之無く
尤彼の小人共の申す事に
御座候ハゝ御遠察
之有る可く候
一、防長一件も追々と
御運ひ相成候間是又御
安意遊ばさる可く様老先生
えも其段よろしく
願上られ下さる可く候先ずは
申上度此の如くに御座候
恐々不備
廿九日
土方歳三
宮川両兄
柳町
御内助様