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佐藤彦五郎書簡 宮川音五郎宛 元治元年八月十二日
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手紙を以って啓上仕り候秋暑去兼
候得共愈御安静に御座成られ
珎重の御儀に存じ奉り候然れば
先達ては御光来成し下され候処
取込早々の仕合恐入其節
御噺の京地一条并びに書面
小野路えも早速差遣し候処
新選組の諷評甚タ宜しからず
心配に付是非とも態々飛脚
差登せ申す可き旨申越候に付
明十三日使差立候積りに御座候間
御投翰且御伝言も之有り候ハゝ
此ものえ仰付けられ度依ては
過日下染屋良循方迄一封
差出し置候處御落手下され候哉
序ながら伺上候先ずハ用事のみ
早々以上
八月十二日 佐藤
拝
宮川様