本覚院

  • 【所在地】東京都昭島市拝島町1-6-15
  • 【宗派】天台宗 【山号】拝島山【本尊】阿弥陀如来
旧拝島村エリア 原始~古代・中世の記憶

本覚院の創建年代は定かではありませんが、大日八坊[注1]のひとつとして、天正年間(1573~92)に北条氏の重臣であった石川土佐守によって開創[注2]されたといわれます。

本覚院は元三大師堂(拝島大師)の別当[注3]として、その護持に当たってきたため、拝島大師と同一視されますが、本来は別のものです。

[注1] 大日八坊 …… 滝山城主北条氏照の家臣石川土佐守が開基。大日堂を守る八つのお寺。◎普明寺、◎本覚院、◎円福寺、知満寺、密乗坊、龍泉寺、蓮住院、明王院(再建)。◎は現存三寺。

[注2] 開創 …… 寺院を創設すること。「開山」は寺院を創設した僧侶のこと、「開基」は寺院の創設に経済的援助をした人のこと。

[注3] 別当 …… 神社やお堂を管理支配する寺。

  • 本覚院の旧本堂(現大黒堂)

    本覚院の旧本堂(現大黒堂)

  • かつての水田を利用した池(明治40年頃)建物は後年、高浜虚子らが句会を開いた料亭

    かつての水田を利用した池(明治40年頃)
    建物は後年、高浜虚子らが句会を開いた料亭