縄文時代初頭の丸底深鉢形土器(上川原遺跡出土)

  • 【文化財】昭島市指定有形文化財(昭和53年7月15日指定)
  • 【出土地】東京都昭島市上川原町2-10付近
  • (保管:昭島市郷土資料室)
旧上川原村・田中村・大神村エリア 昭島駅北口エリア 原始~古代・中世の記憶

この土器は、縄文時代初頭の撚糸文系井草式土器(杉並区井草遺跡を標準遺跡として命名)で、この時期のものとしては珍しく原形をよく保っています。

昭和45年(1970)、上川原遺跡の第一次発掘調査が行われた際に発見されました。

文様は撚糸を回転押捺した、いわゆる縄文が全面に施されています。南関東最古の土器の一つとして、考古学上きわめて貴重な遺物で、国立歴史民俗博物館(千葉県佐倉市)にレプリカが展示されています。

  • 丸底深鉢形土器

    丸底深鉢形土器