東勝庵の東南、新奥多摩街道に平行する小道脇の木立の下にひっそりと建っています。 「おこり」とは、子供がかかりやすいハシカなどの高熱や腹痛を伴う病気をさしています。おこり地蔵は古来、この病に霊験があるとされ、多くの信仰を集めたといわれます。 地蔵尊の銘文は磨滅して判然としませんが、元禄年間(1688~1704)に造立されたと伝わります。近年、御堂が新調されました。 地蔵前の東西に走る小道は、通称「ぼたもち街道」と呼ばれる古道です。 おこり地蔵