アキシマクジラ化石産出地

  • 【文化財】昭島市指定天然記念物(平成31年1月17日指定)
  • 【所在地】東京都昭島市宮沢町3-17先
多摩川エリア 自然の記憶

昭和36年(1961)8月20日、八高線多摩川鉄橋下流で全長10数メートルのクジラの化石が発見されました。クジラ全体の化石は珍しく、新聞・テレビでも大きく報道されました。発見したのは当時の玉川小学校教諭の田島政人氏。台風シーズンのため化石は短期間で発掘され、成隣小学校工作室へ運ばれ、地元教員らが整理・復元を行いました。

その後、化石は国立科学博物館を経て群馬県立自然史博物館(富岡市)で研究が行われ、平成30年(2018)1月、「約200万年前に生息していたクジラの新種」であることがわかりました。

化石は現在、群馬県立自然史博物館と昭島市郷土資料室(アキシマエンシス)が保管しています。

  • 化石の発掘作業

    化石の発掘作業(八高線多摩川鉄橋下流。1961.8.30午前11時、鷹取健撮影)

  • 特別展示されたアキシマクジラの化石

    特別展示されたアキシマクジラの化石(手前。2018.7.19群馬県立自然史博物館で)