昭和36年(1961)8月20日、八高線多摩川鉄橋下流で全長10数メートルのクジラの化石が発見されました。クジラ全体の化石は珍しく、新聞・テレビでも大きく報道されました。発見したのは当時の玉川小学校教諭の田島政人氏。台風シーズンのため化石は短期間で発掘され、成隣小学校工作室へ運ばれ、地元教員らが整理・復元を行いました。
その後、化石は国立科学博物館を経て群馬県立自然史博物館(富岡市)で研究が行われ、平成30年(2018)1月、「約200万年前に生息していたクジラの新種」であることがわかりました。
化石は現在、群馬県立自然史博物館と昭島市郷土資料室(アキシマエンシス)が保管しています。