ホテル「フォレスト・イン昭和館」の北側に広がる雑木林。ここは旧拝島村の字「代官山」の一角です。
代官山について、昭和飛行機の社内報『昭和』第217号は「室町時代に扇谷(おうぎがや)上杉氏の代官がここに館を構えていたので、後世の人々がこの一帯を代官山と呼ぶようになったと伝えられています」、また「土塁が残っていた」とも記しています。
令和元年(2019)6月、この代官山の中に、「武藤順九(むとうじゅんきゅう)[注1]彫刻園」が開園しました。大理石中心の9作品をめぐる遊歩道も整備されています。
武蔵野の雑木林の面影を濃く残す代官山と芸術鑑賞が同時に楽しめます(入園は昭和館エントランスから)。
[注1] 武藤順九 …… 仙台市出身(1950~)。東京芸術大学卒。大理石彫刻で知られる。