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あらすじ・概要
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平田篤胤(ひらたあつたね 1776~1843)は江戸時代後期の国学者・神道家・思想家・医者。秋田藩出身だが20歳の時脱藩して、備中松山藩士の兵学者平田篤穏の養子となる。復古神道(古道学)の大成者であり、儒教を批判して尊王思想をとなえ、幕末の尊攘運動に影響を与えた。天保12(1841)年、その著作が幕府筋の忌むところとなり、著述差し止め国元帰還を命ぜられ、秋田藩士となったが、2年後江戸帰還を果たせないまま失意の内に没した。題にある「久延彦」は奈良県にある久延彦神社のことだと思われる。久延毘古はかかしを神格化したものであり、田の神、農業の神、土地の神とされ、本作にもかかしのシルエットが見受けらるが詳細は不明。秋田県のジャーナリズムの草分けである安藤和風(あんどうわふう 1866~1936)の所蔵だったが、後に秋田県立図書館へ「時雨庵文庫」として一括で寄贈された。
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