あらすじ・概要
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太田錦城(おおたきんじょう 1765~1825)は加賀藩出身で江戸時代中期の儒学者。若くして医学を学び、京都で皆川淇園(みながわきえん 1735~1807)、江戸で山本北山(やまもとほくざん 1752~1812)に師事するが満足できず、以降独学で研鑽を積んだ。幕府医官の多紀桂山が錦城の才学を認め援助したため広く名を知られるようになる。晩年は故郷の加賀藩に招かれ同地で没した。本資料は錦城の著作『周易会通纂要』の写本で、秋田県出身で明治期に易学・漢学者として知られた根本通明が所蔵していた資料の一つである。遺族により秋田県立図書館へ寄贈された『根本通明文庫』の内の一点。
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