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その他の注記
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『駐在所日記』上下2巻は昭和32年2~3月に村山書店から刊行された。日活により映画化され、大人気を博した『警察日記』に続く、伊藤永之介の日記シリーズ物である。ノートには登場人物設定や、駐在所のモデルになったと考えられる湯沢警察署雄勝町湯ノ岱巡査駐在所の詳細な間取り及び内部のスケッチが描かれている。秋田滞在中の永之介と親しく接していた分銅日香氏や伊藤緑郎氏の回想によれば昭和28~30年頃、永之介は執筆のため、しばしば秋ノ宮温泉郷の鷹ノ湯温泉に逗留しており、その縁で湯ノ岱巡査駐在所が取材対象となったようである。その他、ノートには同駐在所での取材内容、『駐在所日記』上巻に収められている「テレビ詐欺」の創作メモ、さらには当時の新聞に掲載された事件記事の内容等が書き記されている。
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