解題・説明
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会津藩主(会津松平家9代藩主松平容保か?)の行列が江戸から若松城下に到着する様を描いており、左下の門は甲賀町口郭門である。若松から江戸までは65里(約260km)で、この距離を5泊6日、また6泊7日で歩いた。この行列図には241名が描かれているが、実際は人数の増減はあるものの約600名前後の大人数であった。磐梯山を背景に会津松平家の御家門の印である「鳥毛槍」(黒い羽根飾り)を中央左側に、当時の参勤交代行列の序列が忠実に描かれている。【参考文献:『武者たちが通る 行列絵図の世界』福島県立博物館/編、福島県立博物館、2001年、『会津若松市史5 会津藩政の始まり 保科正之から四代 歴史編5近世2』会津若松市、2001年】
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