解題・説明
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幕末の若松城下を南西方向から見下ろすように描いた絵図である。町名や寺院名などが漢字カナ交じりで書かれている。道路を往来する刀を差した侍、馬上の侍、棒手振など人馬が描かれている。大須賀清光が描いた城下絵図は現在、会津図書館蔵、福島県立博物館蔵(高瀬家旧蔵)、しろはく古地図と城の博物館富原文庫蔵、個人蔵の4点が確認されており、会津図書館蔵以外はすべて屏風である。会津図書館蔵の城下絵図は、最初に描かれたものと思われる。【参考文献:『詳解会津若松城下絵図』野口 信一/企画構成・監修・執筆、歴史春秋出版、2011年『大須賀清光の屏風絵と番付 幕末!若松!喜知松? 』福島県立博物館/編、福島県立博物館、2016年】
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