解題・説明
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会津若松市宮町にある神社で、大同2年(807)に創建された。 崇神(すじん)天皇元年、祭神である伊弉諾尊(いざなぎのみこと)と伊弉冉尊(いざなみのみこと)が神船に乗って天下り、鉾をこの地に投じると八角の水晶となったため、社殿を建て伊舎須弥神(いさすみじん)と崇め八角神社と号したという。 康暦元年(1379)、葦名氏七代直盛は小高木(おだがき)に城を築き「鶴城」と号し、八角神社を修築し「亀宮」と名付けたという。慶長16年(1611)慶長の大地震で石の鳥居が倒壊し、戊辰戦争の時に社前の灯ろうが被害にあうなど多くの災禍を受けた。 拝殿には、会津藩三代藩主松平正容(まつだいら まさかた)より寄進された「会津総鎮守」の扁額が掲げられている。
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