解題・説明
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東栄町にある市庁舎を正面入口側(市役所通り側)北東方向から斜めにとらえた写真。この庁舎は昭和12年に建設されたものである。 庁舎は近世復興様式(ルネッサンス式)鉄筋コンクリート造3階建。写真からはわからないが、市徽章(きしょう)をデザイン化したステンドグラスが使われている。 この庁舎が建設されるまでの歴史について、まず明治22年(1889)4月1日に施行された市制・町村制により若松町が誕生した。 その後、市制施行の請願を行い、明治32年(1899)4月1日、福島県内最初の市として若松市が誕生した。 市制施行当時は、大町一之町(現在の東邦銀行会津支店南側駐車場のあたり)にあった若松町役場の庁舎を市役所として引き続き使用した。 その後、昭和天皇御即位記念として、老朽化し手狭になった庁舎を改修することになった。 元北会津郡役所跡地(現在の東栄町)を購入し、昭和12年(1937)7月31日に落成祝賀会が執り行われた。 (令和7(2025)年5月7日から新庁舎で業務が開始される。)
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