解題・説明
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明治11年(1878)に建設された警察庁舎の狭さと老朽化のため、明治43年(1910)若松市馬場一ノ竪町(現在の会津若松市馬場町)にドーム型木造三階建て庁舎の新築工事が開始され、翌年4月1日に開庁式が挙行された。 明治44年4月1日付の『会津日報』は、庁舎について「莫斯科(モスクワ)式大建物(中略)其の雄大宏壮にして輪奐の美なる(後略)」と称賛している。戦後は職業安定所となったが、昭和28年(1953)に取り壊され、後には常陽銀行会津支店となった。 庁舎全体を正面より左側から撮影している。絵はがきの左上には「新築若松警察署開庁式記念:明治四十四年四月壱日」の文字と旭日章(きょくじつしょう)がデザインされたスタンプが押してある。
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