解題・説明
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鶴ヶ城本丸の西に位置する表門で、帯郭(おびくるわ)から城の中心に入る最も重要な門である。加藤明成による大改修以後、表門となった。この柱や門扉を鉄板で覆われていたことから鉄門(くろがねもん)と呼ばれていた。 右側に写る石垣が鉄門脇の石垣で、「切り込み接(きりこみはぎ)」という石積みになっている。城の正面方向(北側)から裏側にあたり、外部からの攻撃に最も安全な場所であったため、会津藩主松平容保(かたもり)、喜徳(のぶのり)父子は籠城中、ここで指揮をとった。 昭和40年(1965)天守閣とともに、走長屋、鉄門などが再建され、9月17日に落成式が行われた。
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