解題・説明
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会津若松市東山町の東山発電所を撮影した写真である。 明治33年(1900)12月13日に会津電力株式会社が発足し、湯川の水を利用した水力発電所が建設された。会津における水力発電実用化の第一歩であった。 ドイツ製の発電機を取り付けて、70キロワット・2,000ボルトの電力を発電した。 この水力発電の利用により、明治35年(1902)1月1日から若松市内に電気の光が灯り、多くの市民がランプ生活から電灯のある生活へと移行していった。 大正15年(1926)2月13日、漏電による火災に見舞われ、発電所は灰となってしまった。現在の施設はその後再建されたものである。
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