解題・説明
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青柳種信(1766.2.20~1835.12.17)は、江戸時代後期の福岡藩士で、藩命により『筑前国續風土記附録』や『筑前国續風土記拾遺』の編纂に携わった本居宣長門下の国学者です。神道の普及や地域研究に力を注ぎ、『後漢金印考』等の考古学分野の著作も多く残しています。また、伊能忠敬の測量隊が筑前入りした折りには、藩の案内役にとして応対に当たっています。通称は勝次、号は柳園。 この肖像画は、源守由の画を永倉江村人(1881~1951)が模写した物で、種信作の敬神の和歌一首が添えられています。「久かたの あめのやま雲 踏みわけて あもりし神の みちにたふとき 種信」。
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