円山応拳

作家一覧へ

円山 応挙(まるやま おうきょ) 1733-1795

江戸時代後期の画家。丹波に生まれる。円山派の祖。初め京都の石田幽汀(1721-1786)に狩野派の画法を学び、また眼鏡絵などを描いて透視的遠近法や陰影法を習得。狩野派特有の鋭い筆致と破墨風の筆さばきをみせる墨画や洋風画の影響を受けた作品を残している。明和3年(1766)応挙の名を用いてからはなめらかな描線による装飾的要素と写生的要素を巧みに融合した独自の平明な応挙様式を創造した。特に山水、花鳥、人物など多彩な画題を巧妙に描き分け、襖絵、屏風など対策に傑作が多い。

収蔵品

岩竹双鶏

岩竹双鶏

寛政元年

絹本着色 95.2×35.7cm