棟方 志功(むなかた しこう) 1903-1975
版画家。青森県青森市に生まれる。油彩画を独学し、大正13年(1924)上京。帝展に発表する。平塚運一(1895-1997)に木版画を学び、以後木版画(「板画」と呼ぶ)制作に没入。国画会会員となり、同展に出品を続ける。柳宗悦(1889-1961)ら日本民芸派の知遇を得て仏教や古典文学等の知識を深めながら独自の表現を切り開いていった。戦後国際的な評価を確立。「板画」の他、自ら「倭画」と名づけた即興的な日本画を数多く制作し、大衆的な人気を獲得していった。
収蔵品