図書
『郡上郡史』や『郡上郷土史』など大正時代から昭和初期に刊行されたものを中心に紹介しています。
郡上郡史
『郡上郡史』は、近代になり郡上地域において本格的に編纂された最初の自治体史です。郡史の近世以前の歴史叙述における章立ては、戦後刊行された郡上郡内の町村史編纂にも受け継がれています。ここではデジタル化した本文や図を順に公開していきます。
『郡上郡史』は、大正5年(1916)に郡上郡教育会において郡史編纂発行事業が議決され、翌年に戸塚鐐助らによって執筆が始められました。大正8年7月の八幡北町大火でほぼ完成していた原稿が焼失してしまいましたが、再稿・増補が行われ、大正11年にようやく刊行に至りました。翌年には続編の編纂が決まり、廃止となった郡制の経過と関係事業と各町村(1町16か村)の概略などが追加され、大正15年に刊行されています。
付属資料、口絵写真、附図
郡上郡史続編
口絵写真、附図
郡上郡案内
口絵写真、附図
郡上郡案内
口絵写真、附図
郡上郷土史
口絵写真、附図
郷土郡上
郡教育会の協議に発し、郡内小学校の教員らが、『郡上郡史』や『濃北一覧』等の書籍や実地調査を踏まえ、郷土郡上の「数ある史跡・名勝・伝説・文化の変遷等の中より児童に興味の多い題目を撰び、文章も平易を主として編纂」したもの。「児童に郷土郡上を理解せしめ郡上魂を育むることが出来」ればとその狙いを記す。表紙絵は郡内の雅人・水野柳人の画。(以上「はじめのことば」より)