衣服

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 衣服は男女とも雑役に従事するものほ普通木綿の「ムジリ」または「アツシ」を着し、儀式には羽織袴あるいは上下を用いた。アツシはアイヌの織物でオヒョウ樹の皮を温泉に浸して裂き、その織維で織ったもので間々アイヌ模様の刺繍(ぬいとり)したものもあった。女子は平生前垂の紐を広くして帯の代りとした。一般に女子は裁縫をよくし家族の衣類は皆自らこれを作り、また足袋などを刺すのが巧みであった。