表13-13 函館新聞編集人および編集長
担 当 期 間 | 肩書き | 氏 名 |
11.1.7~11.8.4 11.8.6~11.8.18 11.8.20~12.10.18 12.10.20~12.11.16 12.11.18~(13.2.2) | 編集人 仮編集長 編集長 仮編集長 編集長 | 佐久間健寿 野村庸直 野村庸直 宮村直義 野村庸直 |
?(13.2.2~13.3.17函館新聞欠のため不明) | ||
(13.3.1)~13.6.15 13.6.17~13.6.29 13.7.1~13.8.20 13.8.22~14.2.28 14.3.2~14.8.26 14.8.28~14.9.7 14.9.9~15.1.22 15.1.24~15.2.28 15.3.2~15.7.11 15.7.13~15.8.16 15.8.18~16.5.26 16.5.28~16.10.30 16.11.1~17.4.30 17.5.2~17.10.30 17.11.1~18.5.1 18.5.2~18.12.29 19.1.5~19.6.30 19.7.1~22.6.25 22.6.26~23.2.6 23.2.7~24.6.14 24.6.16~24.8.2 24.8.4 24.8.5~24.10.4 24.10.6~(24.12.30) | 編集人 仮編集人 編集長 仮編集長 編集長 編集長代理 編集長 仮編集長 (補助) 仮編集長 (補助) 仮編集長 (補助) 仮編集長 (補助) 編集人 編集人 編集人 編集人 編集人 編集人 編集人 編集人 編集人 編集人 仮編集人 編集人 編集人 | 本間定吉 野村庸直 本間定吉 野村庸直 野村庸直 岡野敬胤 野村庸直 津田祐二郎 野村庸直 加藤松兵衛 野村庸直 伊藤鐘吉 野村庸直 松浦哲人 野村庸直 松浦哲人 岡野敬胤 野村庸直 岡野敬胤 野村庸直 岡野敬胤 野村庸直 工藤力松 吉田宇之助 渡辺茂樹 吉田宇之助 吉田宇之助 金田義信 |
新聞末の発行所欄より作成
さて18年からの日刊紙への切り替え時に東京電報を載せて中央との連結を幾分密にするなどの改正をしたが、紙面構成や編集方針などに改正はなく従来のパターンを踏襲、1紙独占の地位に甘んじていた函館新聞だったが、22年5月新聞改良広告の一大キャンペーンをはった。改良内容は次のようになっていた。
(1)改良時期 明治22年6月1日(2449号)より。 (2)紙面の拡大 紙幅を拡大(今の日刊紙の大きさ)、1ページ4段を5段とし、1段あたりの行数を32行から45行へ、1行の字数も増やす。 (3)記事の内容 時事問題に対し「更ニ精細ニ公明ニ論評」する。 (4)記者の増員 論説部に真島武市、雑報部に出戸栄松を加え、ほかに新たに東京通信員を置き東京からの電報や通信を掲載する。 (5)定価 1部1銭5厘を1銭2厘へ、月極め33銭を28銭へ値下げ。 |
また題字も横組となり1面の上段には函館港の挿し絵をバックにした″函館新聞″の字が並んだ。函館新聞にこのような大新聞への改良を迫らせた原因となったのが、次に触れる第2の地元紙「北海」の発刊であった。