館の存在

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津軽一統志の地図 弘前市立図書館蔵(岩見文庫)

 亀田に館(城)が存在していたことは『津軽一統志』寛文十(一六七〇)年の記事中に「一 亀田 川有 澗あり 古城有 一重塀(堀)あり」と記され、また同書と同じ系統に属すると思われる津軽藩士則田安右衛門の『狄蜂起集書』には「一 亀田、間川有 此入江三里斗 山瀬風ニテ舟出ス、家二百間余、古城有、去年狄蜂起之時分、所之者共堀ヲほり上ケ普請仕候由、但巻加りしほりノ由」とあることから知ることができる。