函館・森間の開通経過

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 函館・本郷(大野)間は明治三十五年六月一日起工、同年十一月竢工、十二月十日函館、桔梗、七飯、本郷(現渡島大野駅)の四駅を開業、運輸を開始した。
 本郷・森間は明治三十五年七月一日起工、翌三十六年五月二十八日運輸を開始した。この時の停車場は大沼、駒ケ岳、森の三か所で、その後明治三十七年十月十五日赤井川停車場が設けられた。(明治四十四年『北海道鉄道概況』によれば、大沼、赤井川、駒ケ岳、森駅の開業年月日を明治三十六年六月二十八日としている。)
 その後も函館方面と小樽方面の両方より延長工事が続けられ、明治三十七年十月十五日、熱郛・小沢間で路線が結合され、かくて函館・小樽間全線が開通となった。

函館小樽間鉄道全通当日の風影(市立函館図書館蔵)