目次
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[亀田市編]
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第四章 都市近郊農村の歩み
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第二節 農業
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四 水害・凶作
凶作の概況
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前年の昭和五年は大変な不況であった。その例を
渡島
管内生産高にとると、昭和五年中のそれは二、三二一万三、九六一円であったが、それは昭和四年より一、三〇〇万円の減であった。これは生産数量に大差はなかったが、不況により価格が著しく低落したためである。亀田村の生産高をみても、昭和五年は五四万三、三八八円であったが、昭和四年は六二万七、八四三円であった。
このような大不況に追い討ちをかけるように昭和六年は冷害・水害に襲われた。