昭和三十五年二月十三日には、亀田村青年研修所を会場に村と商工会共催による村内商工業者を対象とした商工業経営合理化についての研修会がもたれた。函館中小企業相談所次長、渡島支庁商工係長の有意義な講話のあと、出席者三〇名余は講師を囲み、商工業振興につき自由な話合いを交わし、大いに研修を深めた。
昭和三十九年七月二十六日、亀田町公民館において「町内商店からの購買力を増進させるための方途」をテーマに、消費者懇談会が催された。消費者側から町内婦人団体幹部、商工会側から会長ほか役員、町からは町長ほか担当職員が出席、意見交換の問題点として次の事項を取り上げた。
○消費者側からは、
・函館市よりは全般的に価格が高い
・商品の種類が少ない
・専門店が少ない
・特に食品関係の衛生面改善の必要がある
○商工会側からは、
・消費者からの要望事項については、速やかに改善するよう商店側を指導したいと発言
このような懇談会を今後も時機に合わせて開催することを了解し、両者の協力を一層高めた。