郵便局の新設

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一 鍛神農業協同組合内簡易郵便局は、昭和二十九年六月十六日設置開局している。鍛神農協内に簡易郵便局が設置されたことにより、地域住民の文化生活発展に大きな役割を果すこととなり好評を得ている。そもそも、この地域においては当時五五二世帯が生計を構え、耕地一、〇四七町歩余を擁し、本村の約四分の一を占めていて、この地域と他地域との連絡は、電報、特殊郵便物扱いは赤川郵便局または函館市内郵便局に足を運ばねばならないために、時には農作業を休むこともあり、農家経済にも影響するほど不便を感じ、早くよりこの地区郵便局の設置が要望されていた。村議会においてもこの要望を実現できるよう、二十八年三月決議を行い、村議会、村当局、住民代表三者一体となり、関係機関当局に陳情を重ね、活発な運動を展開してきたことにより、今回実現の結果となった。
 
二 富岡郵便局は、三十八年十二月二日開局、この地区一帯は新築戸数が増加し大住宅街を形成するに至り、地域住民から郵便局設置につき強い要望があり、この実現となった。局舎は木造モルタル塗り七九平方メートル。加藤局長以下職員三名で業務取扱がなされている。
 
三 渡島中道郵便局は、四十一年一月、字中道五一番地に設置され、職員は長内局長以下三名である。この地区一帯も数年前より新築戸数が増加し、住宅街を形成するようになり、付近住民より郵便局の設置が強く要望されていたもので、今回実現をみたものである。
 
四 渡島昭和簡易郵便局は、三十八年三月三十日、昭和、国道五号線沿いの下山電気商会宅一室を借り、営業開始したのであるが、同六月末隣接地に局舎を新築して移転した。
 
五 赤川郵便局は、四十一年七月四日、赤川通二〇五番地へ局舎を新築移転し、武田局長ほか職員六人で業務取扱がなされている。
 
六 東富岡郵便局は、四十四年十二月二十日、富岡八四番地に設置開局し、西谷局長ほか職員一名で業務取扱がなされている。