その後

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 高台の東山地域からの景観はまことに雄大である。眼下に日吉町地帯の新興住宅街と東山本通地区、函館山、巴港、大森浜、遠景に下北半島、津軽半島が展開する。
 東山分校は中の沢分校についで誕生、住民の熱心な願いが実現して、三十一年には電灯の設備が行われ、三十六年には市内電話の開通があり、分校としては都市に近く、中の沢分校とともに複式学校としての研究を続けている。
 三十四年四月からは、六年生までを収容して、独立校の形体をととのえ、児童数も五六名に達したが、その後次第に減少して、四十三年には二二名となった。しかし、水道の設備により飲用水不足のための苦労も消え、眼下に発展する住宅街を見下しつつ児童はのびのびと学業に励んでいる。