研究実践の歩み

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 桐花中学校は、教育研究とその実践において有名であった。かつて函館師範学校の代用付属亀田小学校と同一体であったこと、戦後も師範学校の協力校として、教育実習生の指導に当っていたことなど、伝統的な研究実践の中学校として、亀田小学校とともに渡島管内および全道的にその教育の実際を公開してきた。
 独立校舎に移って数年間は、増築に追われ、施設設備の充実の面、生徒増と環境の変化などによって、学校経営の基本を再認識することから出発し、桐花中学校のあるべき姿を慎重に検討することに力を傾注した。内部における充実に努力し、発表よりは教師各自の研修につとめ、生徒とともに日常における努力に重点をおいた期間であった。
 『本校教育の基礎』(昭和三十八年)を発行するにおよんで、再度公開の機運を得るに至り、その後大研究会を開催することになった。
 
 研究会などの開催のあらまし
昭和二三年 六月 渡島管内新採用教員講習会開催
 〃二四年 六月 渡島管内新採用教員講習会開催
 〃二四年 七月 新教育研究大会(第一次公開)開催全道に公開
         講師国立教育研究所馬場四郎
 〃二五年一〇月 新採用教員講習会開催
 〃二六年 七月 上磯亀田郡下青年教師女子教師の講習会開催
 〃二六年一〇月 教育研究大会(第二次公開)開催 全道に公開
         講師和光学園小島忠治
 〃二七年一一月 北海道教育研究所 渡島教育研究所共催の実験
         学校研究発表大会開催
 〃二八年一一月 第一回渡島管内綜合教育研究会開催
昭和二九年 五月 渡島管内助教諭講習会開催
 〃三〇年 九月 第三次教育課程全道公開研究会開催
 〃三三年 七月 全道指導主事講習会開催
         本校教育の実際を公開
 〃三三年一〇月 渡島教育研究集会開催
 〃三五年 二月 北海道教育課程研究協議会開催
 〃三五年一二月 第二回北海道中学校教育課程研究協議会開催
 〃三七年 二月 第三回中学校教育課程研究協議会開催
 〃三七年 九月 第四回中学校教育課程研究協議会開催
 〃三八年 四月 『本校教育の基礎』発刊
 〃三八年一〇月 渡島総合教育研究集会開催
昭和四一年一〇月 道南放送教育研究大会開催
 〃四二年 六月 創立二十周年記念教育研究大会(第四次公開)
         開催 全道・東北より参加者六〇〇名
         講師全日本中学校長会長小林茂
昭和四五年一〇月 第五次教育研究大会開催
         講師東京お茶の水女子大学教授勝部真長
 〃四七年 九月 第六次教育研究会公開
         講師能力開発センター所長矢口新