大谷高等学校男子部
一 まえがき 函館大谷高等学校は、明治二十一年創立以来八十七年の長い伝統を持ち、女子卒業生約二万名を社会に送り出してきた学園であるが、昭和四十二年四月、亀田町本通町五一番地(五稜郭公園裏)に男子部を創設した。
函館市は女子の私立高等学校が多く、勉学に恵まれているが、男子の私立高等学校が少ないため、その設立を望む声があり、大谷高等学校が男子部設置のため努力することになった。
男子部は新設校であるが、全日制普通科として、男子高等教育の特徴を十二分に生かして運営され、特色として浄土真宗の宗祖である親鸞上人の精神に基づいて、「正しく、たくましく、明るく、温かく」をモットーに常に相手を拝むことのできる豊かな人間性を持ち、社会から「信頼される人間」になることを教育方針としている。
二 本校の特色
ア 学習 一クラスの定員を四〇名として、きめ細かな指導につとめている。
イ 行事 花まつり、報恩講など全人教育のための宗教行事を行っている。
ウ 函館大谷女子短期大学が隣接して設置、更にその付属幼稚園もあり、学園としておちついた環境である。
三 学級数 生徒数 校舎面積
ア 学級数 一五学級
イ 生徒数 六二二名
ウ 校舎面積 三、五三二平方メートル
四 学校長 藤野諦然