檜山沿岸では、死者・行方不明一一名、家屋の全半壊七〇〇戸以上、床上・床下浸水二五〇〇戸以上などの甚大な被害となった。渡島地方の被害は、南西方向から波やうねりが到達する銭亀沢村・戸井村・上磯町などに集中した。銭亀沢村の被害は、家屋全半壊九戸、床上・床下浸水九九戸、海岸の損壊六か所、漁船の流失・破損九隻などであった。
図2・2・14 昭和34年 9月18日09時の天気図(日本気象協会『気象』から以下同じ)
図2・2・15 台風第14号による各地の推定波高(有義波高m)
昭和34年9月18日15時(『津軽海峡の気象・海象と海難防止』より)