〈烏賊釣り漁業〉

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 後にこの地域の漁業で中核的存在となる烏賊釣り漁業は、この時期は未だ大きな発展を遂げていない。烏賊釣り漁業は、宇賀地区が中心で、一七、八人から二〇人乗りの動力漁船一〇隻、一二、三人乗り川崎船一五隻、二、三人乗り磯船一五〇隻が出漁していた。これらの磯船は、この時期は主に昆布採取に従事し、その合間をみて夜間に烏賊釣り漁業に従事していた。