目次
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第四章 生活と民俗の地域的展開
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[銭亀沢の衣生活]
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五 衣類の管理
修理と古着類の活用の仕方
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衣類はすり切れたり穴があくとタンブ・タブ(つぎ)刺しをした。
ドンジャは膝のあたりがすり切れると短くしたりして着たが、いよいよ着られなくなったものは雑巾にしたり、
昆布
採りの綱を引く時手に巻くツリカ(手が擦れて痛まないように刺して丈夫にし、輪にした布)にしたりした。これは、船の櫓を漕ぐ時にも使ったので幾つも作っておいた。
単衣長着類や布団皮の古くなったものはたおして、シメシ・スミス(オシメ)にした。