修理と古着類の活用の仕方

341 ~ 341 / 521ページ
 衣類はすり切れたり穴があくとタンブ・タブ(つぎ)刺しをした。
 ドンジャは膝のあたりがすり切れると短くしたりして着たが、いよいよ着られなくなったものは雑巾にしたり、昆布採りの綱を引く時手に巻くツリカ(手が擦れて痛まないように刺して丈夫にし、輪にした布)にしたりした。これは、船の櫓を漕ぐ時にも使ったので幾つも作っておいた。
 単衣長着類や布団皮の古くなったものはたおして、シメシ・スミス(オシメ)にした。