目次
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第四章 生活と民俗の地域的展開
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[銭亀沢の衣生活]
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五 衣類の管理
虫干しと大掃除
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一年に一回、
昆布
漁に入る前に家の中に綱や紐を張り着物などの衣類を虫干した。布団類は外に竿で干した。
虫干しは、衣類が洋装化された昭和三十五年から四十年頃には、着物をたくさん持っている人以外はあまりしなくなった。
また、各家庭ではこの時期に大掃除もした。町会衛生部の掃除検査があり、畳などをひっくり返して合格は白、不合格は赤い紙を貼り厳しく検査したそうで、赤紙が貼られる家があろうものなら直ぐ村中の話の種になった。この掃除検査は昭和四十年代まで続いた。