〈ニシンの糠漬け〉

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 樺太の出稼ぎの帰りには、ニシンの塩漬けを樽に入れて持ってきた。それに、糠と塩をかけ、重しをし、上に浮いた油を時々除きながら塩水を加えたりして丁寧に貯蔵した。主に、三平汁や焼き魚にして食べた。