馬の糞団子

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 イソという人が行方不明になったの。晩になっても帰ってこないので、「イソやどんどん、イソやどんどん」と古川町の消防団がみんなして太鼓叩いて捜し歩いたって。捜したら亀尾の奥の川原にいた。「お前、何食べてたんだ」と尋ねたらね、「オレ、ボタ餅もらって食った」といったと。口のまわりに何付けたと見れば馬糞さ(飯田由枝談)。(『通観』№305)