江別市大麻1遺跡から撚紐(よりひも)の圧痕が施文された鉢型土器の破片が発見され、調査者は貝殻文系土器よりも古い草創期のものとしている。しかし、その実態が不明であるため、いまのところ北海道の縄文文化は約8千年前の縄文時代早期から始まる。
第8図 早期の土器(1~4、ノダップⅠ式、5~10、中野A式、11~16、住吉町式、17、沼尻・東釧路Ⅱ式、18、虎杖浜式、19、大澗式、20~21、浦幌式、22~24、東釧路Ⅲ式、25~28、コッタロ式、29、中茶路式)
宮塚義人「縄文文化黎明期の北海道」『北海道の研究1』清水堂、1984