[戦後の砂鉄]

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 前述のように明治初期、北海道の開拓のため開拓使の手により詳細な調査を行った砂鉄であったが、実際に日の目を見るようになったのは、戦後の産業復興期を迎えてからである。就中、朝鮮動乱による特需に端を発し全国の製鉄・製鋼業が活気を呈し、外貨の乏しいなか、大手企業が国内の鉄鉱山の開発に積極的に乗り出した時期からである。