昭和44年(1969)、本願寺道路建設の総責任者、現如上人の渡道開教百年に当たり、上人を始めこの工事に携わった多くの人達の労苦に感謝し、その功績を顕彰せんがために真宗大谷派北海道教区は、僧俗の浄財を以て因縁深き中山峠に、銅像とレリーフを建設した次第である。
頌徳文
現如、大谷光螢上人ハ東本願寺、第二十一世嚴如上人ノ法嗣、明治三年二月勅命を蒙ッテ京都ヲ出発、一百余名ノ部下ヲ率イテ本道ニ渡リ、新道切開、教化普及及ビ移民奨励ノ三大目標達成ニ、粉骨砕身努メラレタ。
今回上人ノ北門開拓百年ヲ向ウルニ当リ、上人十九歳ノ英姿ヲ刻ミ、永ク遺徳ヲ顕彰景仰スルモノデアル
昭和四十二年十月八日
現如上人銅像建設期成会