[戦時下の学校教育]

1240 ~ 1240 / 1483ページ
 尻岸内小学校沿革誌に『昭和十六年四月一日、国民学校令施行により尻岸内国民学校に改称』『昭和二十二年五月三日、国民学校制度廃止(六・三制度の実施)』と、小学校令の改正とその廃止が記されている。明治以来、長い間、慣れ親しんだ小学校という名が、戦時下から終戦後まで、6年と1月(ひとつき)の間、国民学校と呼称された。また、併せて教科書も改定された。小学校という名称が、なぜ国民学校と改称されるようになったのだろうか。併せて教科書・教科の改定を通し、戦時下の教育について概略を述べたい。