1、尻岸内実業補修学校の運営計画 『尻岸内小学校沿革誌』より

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 ・明治三十八年六月二十九日、尻岸内尋常小学校に実業補修学校を附設する。
 尻岸内水産実業補修学校ト称す。(水産を抹消し実業と書き直している)
 設備 教室其他ノ教授用具ハ正科授業終了後ニ於テ之ヲ流用ス。
 編制 明治三十五年九月二十七日、北海道庁訓令第百十二号、実業補修学校規定実施方法ニ基キ従来ノ補習科(温習科)ヲ廃シテ本校を付設す。
  一、就業年限二ケ年
  一、教科 国語(修身ヲ附帯ス)・算術・実業(水産)
 ・明治四十二年四月、校則中ニ改正ヲ加ウ即修業年限、全貮箇年ヲ改メテ毎年五月一日ヨリ七月三十一日マデ、三箇月ヲモッテ一箇学年トセル。貮箇学年トナス。
 

教科課程表

 教科用図書
 ・実業科 (一学年)初等水産教科書(全)前半 (二学年)同上 後半
      (教師用)水産一夕話 前半(一学年)・後半(二学年)
 ・国語科 (一学年)高等小学読本 巻ノ一・二
      (二学年)同右 巻ノ三・四
 ・算術科 (教師用)高等筆算教科書 巻ノ一・二
 明治四十二年四月、教科課程並びに教科用図書が改定される。

改定教科課程表

 改定教科用図書
 改定の教科書のみ記す。
 ・国語科 (一学年)高等小学読本 五 (二学年)同上 六
  同   (一学年)高等小学書方手本 三学年用上
      (二学年)同右 下
 ・算術科 (教師用)高等小学算術書
       第二学年用(一学年) 第三学年用(二学年)
 職員
 石澤末太郎 (職名)校長兼訓導 (手当)弐円
 ・明治四十二年より教授担当手当、月壱円に変更
  (任免)明治三十八年六月 (備考)校長兼訓導は兼任とす

生徒

 経済
 明治三十八年度     俸給二四円 備品費一二円
 明治三十九・四十年度  俸給二四円 備品費一〇円
 明治四十二年度     俸給 三円 備品費 〇