村史発刊に寄せて

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椴法華村議会議長 川口正

[図]

 郷土・椴法華村は、明治九年以来百十余年間、漁村として、その歴史を織り成して参りました。
 時代は、明治、大正、昭和と移り、さらに平成を迎え、ひとつの区切りを感じ得る年に村史の発刊となりました。
 歴史は、知ることに始まり、考えることで終るといわれます。この村史は、たんなる過去の出来事や懐古のために扱うのではなく、先人たちが村づくりのため何をなしたかを学び、未来の歴史の創造者である私達の「生きた参考書」となることを願うものであります。
 長期間に亘り、編纂にあたられた諸兄に対し敬意を表すとともに村民各位と村史発刊を喜びとするものであります。
   平成元年五月