昭和三十九年以後の鱈漁業

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 昭和三十九年頃には、鱈釣りの漁船は、たいへん少なくなり、これに変わって主として室蘭を根拠地とする沖合底びき網船が、恵山沖合の鱈漁場を利用して漁獲するようになり、椴法華村における漁獲量は昭和四十年から六十年にかけて、最大漁獲高で約四十屯、最小漁獲高零というような年もでるような有様となった。
 近年の漁獲推移をみるとやや増加傾向もみられるが、幼魚、若齢魚のきわだった増加がみられないことから考え、昭和十五年の盛期のような期待はもたれないと考えられている。

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