(昭和五十六年度椴法華商工会事業報告より要約)
・概況
昨年度の景気状況としては、回復過程に入ったとはいえその勢いは予想通り大変弱々しく生産消費などの動向も、まだまだ、フラツキの状態で現在六・二五%の我が国の公定歩合を引下げると円相場が下がることは目に見えている。本来ならもう一段の金利引下げが欲しいところだが、アメリカの高金利が障害となってそれも不可能の状態です。
その状況下、当地においても主要産業である漁業の生産量も低下の状態でした。諸々の状況下において、これに対応出来得る体制に取組んで行かなければならないと痛感いたします。
なお七月には、事務局長の設置により、事務局体制の強化を図り更に、十一月には商工会創立二十周年記念式典事業を実施いたしました。
・組織(昭和五十七年三月三十一日 現在)
①会員の現況
商工業者(個人五十四、法人七)
小規模事業者(個人五十四、法人七)
会員(個人四十七、法人六)
②役員の状況
会長一名、副会長二名、理事七名、監事二名、計十二名
③委員会、部の現況
総務委員会六名 商業委員会七名 工業委員会六名
金融委員会五名 観光委員会六名 食品部会五名
青年部六名 婦人部六名
④事務局の状況
事務局長一名 経営指導員一名 補助員一名
記帳指導員(嘱託) 一名
・経営改善普及事業
小規模事業指導推進員補助金に関する補助事業で小規模事業者の資質向上と商工会活動強化を目指し次のとおり実施した。
①講演会、講習会等
(内容・食品衛生、金融、観光開発、不況対策等八回、その他集団指導八回)
②経営指導員による相談及び指導
(合計三百十六回)
③金融の斡旋
(三十九件、七千百二十万円)
④税務指導
⑤団体事務委託及事業主の事務代行
・青年部・婦人部活動推進事業
①青年部事業
②婦人部事業
③旋策普及事業
・一般事業
(1)総合振興事業 (2)商業振興対策事業 (3)工業振興対策事業 (4)観光振興対策事業
(5)金融・税務対策事業 (6)労務対策事業 (7)福利厚生対策事業 (8)検定事業対策