第二次港湾整備計画で完成された椴法華港は、以前に比較すると比べものにはらないほど充実したものになっていたが、高潮が発生した折りなど激浪が防波堤を越え、港内に流入するような状況であり、また入港漁船のための荷揚場の面積が極くせまく、後から入港した船は何時間も使用できないような状態も見られ、これらの施設・設備の充実が求められていた。かくて昭和四十三年より昭和四十四年にかけて、消波工事・物揚場(改良)、船揚場等の整備が行われたのである。
第三次港湾整備五ケ年計画港湾施設建設経過
第三次港湾整備五ヵ年計画