椴法華村一般電話の設置

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 昭和十二年十一月三十日に椴法華村で一般電話が十二番まで設置され、村内及び市外電話の使用が一般化されたが、その主な用途は役場事務用・漁業関係の連絡業務用・商店及び旅館営業用などであった。この他に特殊なものとしては恵山岬燈台の観測定時通話(札幌気象台に天気情報を集約するためのもの)などがあったが、一般の個人が使用する数は非常に少ないものであった。このため何か急用で市外電話を使用する時や、村外から市外電話が入り呼び出された時など、遂い日頃の習慣が出て、相手の人にご挨拶を言う時電話にていねいに頭を下げ、果は受話機送話機を間違えて通話するなど、種々の失敗談があったといわれている。